レポートの書き方について学べる本【おすすめ】

論文・レポートの書き方が学べる本|20冊以上の中からおすすめの本を順に紹介

本記事では、次のような悩みを持った人に向けて、本を紹介します。

  • レポートを一度も書いたことがない
  • わかりやすい文章の書き方のコツを知りたい
  • これから本格的に論文を書かなくてはいけない

論文・レポートの書き方を学べる本がほしい。そう思ってAmazonで調べてみると、似たようなタイトルの本が数多く売られていることに気付く。

「どの本も同じことを書いているんじゃないか」

と感じる人は多いはずです。

しかし実は、本によって重点をおいているところがぜんぜん違います。それぞれに特徴があって、良いところ悪いところがある。要するに自分に合った本が存在するということなのです。

そこで本記事では、20冊以上の論文・レポートの参考書をよんだ私の独断と偏見で、おすすめの本を紹介します。

文系がメインとして持っておきたい本

ここでは論文・レポートの知識が網羅されている本を紹介します。

が、その前に伝えたいことがあります。

レポート初心者は「例文の充実度」で選ぶべきだということです。初心者が例文の少ない本を読んだとしても、レポートの完成形をイメージすることはできません。レポートを書いたことがない人が、「このように書くべき」という知識がつけたところで、

「どこに注意して書けばいいのかわからない」

となるのがオチなのです。

だから「例文の充実度」が重要です。特に「このように書くのはダメ」と例文を使って書いてある本が、分かりやすくておすすめです。

1位:論文の教室

読みやすさ
 (4.5)
例文の充実度
 (5)

この本の特徴

「アウトラインの作り方」と「論証のやり方」について詳しく書かれているのが特徴。実際に書けるようになる本。

この本は「楽しく読める」ように書かれています。

ジョークや会話文を交えて説明してあるので、「教科書・専門書のようなおカタい文章が嫌い」という人でも読みやすい。ときには話が脱線することもありますが、それがちょうどいい息抜きになる。読んでいておもしろいです。

それでいて、文章の組み立て方に重点をおいているのがいい。他の本と違って、実際に文章を組み立てれるようになります。ダントツでおすすめの本です。

良いところ
  • 文章が堅苦しくないので、読みやすい
  • 悪い例が多く示されているので、注意すべきところが分かる
  • うまく文章が書けるようになる
悪いところ
  • 話が脱線することがある

 

2位:ゼロからわかる大学生のためのレポート・論文の書き方

読みやすさ
 (4.5)
例文の充実度
 (3)

この本の特徴

図や表を使って、要点を網羅的にまとめてあるのが特徴。ここまで視覚的に分かりやすい本は他にない。

執筆の段取り。テーマの決め方。資料の集め方。文章構成。

この本ではレポートに関する知識が網羅的に書かれています。加えて、図や表でまとめてあるので、視覚的に分かりやすい。良書です。

しかし、この本には文章の組み立て方が詳しく書かれていません。もし文章を書くのが苦手なら、『論文の教室』のほうがおすすめです。

良いところ
  • 図や表があるので視覚的にわかりやすい
  • 網羅的に書いてある
悪いところ
  • 文章の組み立て方について、詳しく書かれていない

3位:最新版 大学生のためのレポート・論文術

読みやすさ
 (2.5)
例文の充実度
 (2)

この本の特徴

「文献検索の方法」と「プレゼンの仕方」について詳しく書かれているのが特徴

「読む」というより「参照する」使い方が向いている本。

『論文の教室』とは方針が正反対で、話が脱線しないように書かれています。「教科書」に近いイメージ。読み物としてはおもしろくありません。が、反対に無駄話が嫌いな人にはオススメの本です。

こちらも文章の組み立て方について詳しく書かれていません。文章を書くのが苦手なら、『論文の教室』のほうがいいでしょう。

良いところ
  • 必要な知識が網羅されている
悪いところ
  • 文章が堅苦しい
  • 例文が少ないのでイメージがしにくい
  • 文章の組み立て方について、詳しく書かれていない

4位:論文・レポートの書き方入門

読みやすさ
 (4)
例文の充実度
 (3)

この本の特徴

ページ数がとても少なく、要点が要領よくまとまっている本。論文書きの練習として「テキスト批評」のやり方について書かれているのが特徴。

「細かいことはいらない。重要なことだけ教えてくれ!」

という人におすすめ。この本は100ページちょっとです。分厚い本が苦手な人でも、この薄さなら、あっという間に読みきれます。

ちなみにテキスト批評とは、他の著者が書いた文章を要約して、そこから問題を発見して議論を展開すること。ゼミや輪読会でレジュメを作るときに使えます。

良いところ
  • 要点がまとまっている
  • すぐに読みきれる
悪いところ
  • あくまで入門書。細かくは書かれていない

5位:論文・レポートの基本

読みやすさ
 (5)
例文の充実度
 (4)

この本の特徴

日本語を専門とする教授が書いた本で、「文章術」について詳しく書かれているのが特徴。

レポート・論文には、決まった文章表現がある。わかりやすい文章の書き方がある。

しかし、ほとんどの大学生はそれを知りません。正しい書き方を知らないまま、自己流でレポートを書いています。当然、わかりにくい文章を書く人が多いです。

読まれて恥ずかしくない文章を書きたいのなら、この本で「文章術」を学ぶのがおすすめです。

良いところ
  • イラストや図があるので分かりやすい
悪いところ
  • 文章の組み立て方について、詳しく書かれていない

文系なら一度は読んでおきたい本

「優」をあげたくなる答案・レポートの作成術

読みやすさ
 (3)
例文の充実度
 (2.5)

この本の特徴

「勉強法」や「点数の取り方」に重点をおいているのが特徴。

「上手くレポートを書きたい」

と思う人の大半は、よい成績を取るのが目的ではないでしょうか。

大学では、レポートやテストの結果がわからない。どこで減点されたのか。どんな採点基準なのか。高校のようなテストの返却はないので、想像するしかありません。

だからこそ、この本を読んでおくといい。教授が評価方法を教えてくれます。

良いところ
  • 良い評価の取り方を知ることができる
悪いところ
  • レポートの書き方について詳しく知れるわけではない
  • 論文の書き方については触れられていない

 

レポートの組み立て方

読みやすさ
 (2.5)
例文の充実度
 (4.5)

この本の特徴

「わかりやすい文章の作り方」について詳しく書かれているのが特徴。

読んでみると、多くの人がおすすめしている理由が分かる。1990年から今までずっと読まれ続けている理由が分かる。

日本語特有の癖。文章の展開。論理展開の順序。「なるほどな」と納得させられることばかりです。ぜひ一度は読んでほしい。

良いところ
  • 例文が多くて理解しやすい
  • うまく文章が書けるようになる
悪いところ
  • 理屈っぽい文章なので読みにくい

学生による学生のためのダメレポート脱出法

読みやすさ
 (3)
例文の充実度
 (4.5)

この本の特徴

「ノートの取り方」や「プレゼンの仕方」も書かれているのが特徴。学生目線でわかりやすい。

このような本はめずらしい。

いままで紹介してきた本は、大学の教授によって書かかれたものばかりでした。それに対し、この本は複数の学生によって書かれています。

学生から寄せられた質問をもとに作成されているので、優しくてわかりやすい。レポートを書きなれてない1年生におすすめです。

良いところ
  • 学生目線で書かれているので分かりやすい
  • 悪い例が具体的に示されているのでイメージしやすい
悪いところ
  • わかりやすい文章の書き方については触れられていない
  • あくまで対象はレポート。論文の書き方については触れられていない

大学生のための論文・レポートの論理的な書き方

読みやすさ
 (3)
例文の充実度
 (4)

この本の特徴

文章の書き方に特化した本。例文が分かりやすいのが特徴。

レポート・論文の書き方を網羅的に書いている本は、形式だけしか教えてくれないことが多い。文章を書けない人が、このような本を読むと、

「知識はあるけど、上手く書けない」

となりがちです。

この本ではそれらの欠点をカバーできます。「くまもん」をテーマにした例文で丁寧に解説してくれているからです。文章の書き方がイメージできてない人におすすめの本です。

良いところ
  • 例文が豊富なので、実際に書くときイメージしやすい
  • うまく文章が書けるようになる
悪いところ
  • カバーしている範囲が狭い(執筆の段取りや資料の集め方について触れられていない)

ぎりぎり合格への論文マニュアル

読みやすさ
 (4)
例文の充実度
 (3.5)

この本の特徴

「すぐに使えるフレーズ集」や「テーマの絞り方・タイトルの付け方」の実例が豊富なのが特徴。

他の本と方針が違うのが、この本の魅力。

「良い論文」ではなく「ひどくない論文」を書くための本です。

特に秀逸なのは「すぐに使えるフレーズ集」。これは論文・レポートらしさを演出しようというものです。それなりのものに見せるってのが、「ぎりぎり合格」っぽい内容だなと。

良いところ
  • ダメな書き方が紹介されているのでイメージしやすい
  • 文章が堅苦しくなくて読みやすい
  • 「ぎりぎり合格」のわりにはレベルが高い
悪いところ
  • 全体の例文はなく、一部分しか紹介されていない
  • 古い本であるため、ネットの使い方など時代遅れの内容がある
  • メインは論文。レポートの参考になるところは少ない

理系におすすめの本

理系の大学生は、文章力がひどいです。

理系の学部では論述試験がほとんどない。レポート課題は感想文ばかり。実験レポートでは、そこまで文章力がなくてもやり過ごせる。

このような理由で、理系の大学生は文章に向き合うことがほとんどありません。だからこそ、以下の本を読んでほしい。社会人になって恥を書かないで済みます。

理科系の作文技術

この本の特徴

わかりやすい文章の作り方に重点がおかれているのが特徴

1981年から読まれているロングセラーの良書です。

「事実と意見を分ける」
「一つの段落に話題は一つ」
「段落の最初に中心文を持ってくる」

のように、文章を書くコツを教えてくれる本です。読むと、今まで書いてきた自分の文章のひどさに気付くことができます。

ただ、この本を読んだからといって、実験レポートの評価が劇的に上がるわけではありません。あくまで、文章をわかりやすく書くための本だと思ってください。

まんがでわかる理科系の作文技術

『理科系の作文技術』の漫画版。

原作は理屈っぽくて読む気がしないと思う人も多いはず。文章を読むのが苦手な人はこちらがオススメです。当然、原作よりは内容が薄くなっていますが、読みやすいです。

その他:補足的に読みたい本

「接続詞」の技術

レポート・論文は論理的に書かなくてはなりません。

そこで大活躍なのが、接続詞です。接続詞を使いこなせれば、文章と文章をうまく繋ぎあわせることができます。表現の幅が広がること間違いなしです。

10倍速く書ける超スピード文章術

「レポートを速く書きあげたい」
「途中で筆がとまって進まなくなるのが悩み」

と思っている人は、この本を読むといいです。一気に書き終えるために必要なことが書いてあります。

文章を論理で読み解くための クリティカル・リーディング

「さらに詳しく文章の論理構造を把握したい」

という人におすすめの本。論理構造を把握できれば、文章をうまく読めるようになります。うまく読めるようになれば、当然うまく書けるようになるでしょう。

まとめ

レポートの書き方は確かにある。

しかし、大学ではレポートの書き方を教えてくれません。大学生のほとんどは書き方を知らずに、レポートを書いてしまっています。

だからこそ、自分だけが書き方を知っていると、他の人よりも出来のいいレポートを書ける。他の人より良い成績が取れる。本を読んで少し勉強するだけで有利になります。

このように考えると、

「大学の成績は、レポートの参考書を手に取るかどうかで決まる」

といっても過言ではないでしょう。


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大学生のレポート書き方|評価があがるコツと例文を紹介