どうもフォレケンです。
高校から大学に進学するときと違って、大学から大学院行くかどうかは自分で決めなくてはなりません。
大学院についてよく知らない大学生にとって学部卒で就職するのか、大学院までいって就職するのかは、簡単に決めがたいことだと思います。

奨学金をわざわざ借りて、借金をしてまで行く必要があるの?
就職をするか院に進むか迷ってる!
こんな学生のために、「大学院に行く意味はあるのか?」ということについて現役大学院生の私の経験をもとに、話していきたいと思います。

自分の実体験をもとに書いていくよ!
本記事の要約は下記の通り。
- 大学と大学院は学ぶことが違う
→研究職・開発職の人材の育成のために大学院はある - 大学院でしか得られないことがある
→研究のやり方の基礎が学べる - 大学院卒だけの強みがある
→学部卒では研究職につけない! - 研究職・開発職につきたくない人は?
→経験のために行くのもあり - 借金してまで行きたくない人は?
→借金しない方法があるので知るべき
目次
大学と大学院は学ぶことが違う
大学院に行く意味について説くにはまず、大学と大学院の違いをはっきりとさせておく必要があります。
「勉強」と「研究」について
大学 | 受け身で学ぶ |
大学院 | 主体的に学ぶ |
大学では専門分野の「勉強」を主にするのに対して、大学院は専門分野の「研究」をします。
「勉強」というのは先生の授業をきいて、やらないといけない課題を出されそれをこなしていきます。
すべて、受け身でやっていくことが大学の勉強です。
しかし、「研究」というのはある程度自分で主体性をもって取り組まなければなりません。
また、大学院は修士課程(博士前期)と博士課程(博士後期)があります。
修士課程(博士前期) | 研究テーマは先生から与えられる |
博士課程(博士後期) | 研究すべてを自分で行っていく |
大学院の修士課程で教授から研究テーマを与えられますが、専門的な知識の取得や研究は自体は自分で進めていきます。
博士課程ではさらに主体的に動かなければなりません。自分でテーマを考えて、計画、論文作成まですべてを自分で行っていきます。
このように、「勉強」と「研究」は、自分で行動するかしないかという違いがあります。
授業の専門性の深さの違い
もちろん、大学院では研究をするといっても、勉強をしないわけではありません。
大学院生(修士)にも大学生と同じように授業はあり、研究と同時並行でやっていかなければなりません。(授業数は大学ほど多くはない)
しかし、専門性の高さが大学と大学院では全く違います。
大学 | その分野の人なら、誰でも分かるテーマ |
大学院 | 他の教授には分からないような専門性が高いテーマ |
基本的に大学では専門分野を浅く広く教えてくれます。
その分野の人なら、誰でも分かるような知識を学んでいるんですね。
しかし、大学院では他の教授には分からないような、専門分野の中でも専門性が高いテーマの授業です。
具体的に言うと、教授が研究しているテーマについて授業で学生にも分かるように教えてくれます。

専門性が高いからといって、とても勉強が難しくなるわけではないので安心してください。
ただ、何をやっているのか分からないという状況にはなります(笑)
また、大学時代よりも「海外の論文」を読むことが多くなります。
自分の研究テーマはもちろん、授業の課題でも「海外論文をパワーポイントにまとめてこい!」といったレポートが時々あります。

「研究職についた場合、最先端の研究について職場で共有しておく必要があり、論文をパワーポイントで発表することがある」と教授が言っていました。
実際のところ、研究内容が就職先で活きるということはほとんどありません。
しかし、研究のやり方の基礎が学べるのが大学院です。
これらのことから、大学院は研究員んを養成する場所であるということが分かりました。
やはり、大学院に行く意味は、「研究職や開発職になるためにいく」というところにあると思います。
研究職や開発職になりたくない人は大学院に行く意味ないの?
研究職や開発職になりたくない人も大学院に行く意味はあります。
なぜなら、研究をするということは、世界で何人かしか理解していないような、その分野の最先端のことを知るということであり、そのような機会に出会うことは人生においてなかなかないからです。
専門的なことを知るというのも人生において貴重な経験ですね。
私は大学院に行くか行かないか迷っているのなら、大学院への進学をおすすめしています!(理系学生)
なぜなら、たくさんメリットがありますからね!
ただし、大学院に行かないほうがよいという人はいます。
他の記事で説明しているのでそちらをご覧ください。
奨学金という借金をしてまで行く意味があるのか?
学生支援機構の奨学金を借金をしないでいいような制度が、大学院の奨学金にはあります。
大学院では学生支援機構の奨学金の「返済の免除」をすることができるんです!
こちらについても別の記事で詳しく書いているのでそちらをご覧ください。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました!