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論理的なレポートとは|レポートの本質的なところから書き方を教える

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「レポートは論理的に書け!」

とよく言われますが、論理的ってそもそもなんなのか。そんなに大切なものなのか。どこをどう意識すれば論理的になるのか。っていうか論理的に書かないといけないとか初めて聞いたわ。

このように、この記事の読者はおそらく、論理的って言ってもチンプンカンプンって人が大多数のはず。

そこで本記事では「論理的とはどんな文章なのか」という本質的なところから解説します。これを理解しておくと、どんなレポートでもうまく書けるようになるはずです。

論理的なレポートの書き方

まず最初に結論から。大学でレポートを書くときに意識してほしいことは、

結論にたどりつく「過程」を大切にすること

これにつきます。なぜなら、過程を大切にするということは、その結論をだした「理由」や「経緯」みたいなものをはっきりと説明できるということ。すなわちこれが「論理的である」ということです。

しかしながら、過程を大事にするってどうすればいいのか。

そこで書き方を教えます。それは文章を書き始める前に、次の2つの準備をすることです。

  • 一つの「問い」を設定する
  • 「なぜ?」をくりかえし、その答えを集める

なぜこの2つが重要なのか、それはあとで説明しますが、とりあえず現段階では、

一つの問題について細かく分析することが大事

ぐらいの認識でいればOKです。

結論よりも「過程」が重要な理由

論理的に文章を書く方法を早く教えたいところですが、まずは「過程」の重要性から話します。

学術的な文章というのは、極端にいうと結論なんてどうだっていいです。大切なのは、

その結果が論理的に導かれているか

ということです。それはなぜなのか。

結論までの過程が大事

分かりやすく説明するために例をあげます。たとえば病気になったとしましょう。病気を治すとして、あなたは次の2つのどちらを選びますか。

  • 毎日のむと病気がなおるといわれる水
  • 病院の先生が処方してくれた薬

どちらか選べと言われたら、ほとんどの人は後者のほう選ぶでしょ。なぜかというと、きちんとした科学的根拠があるからですよね。

文章もそれと一緒。理由や経緯がしっかりとしてるほど、人というのは納得します。

一つ一つの意見にしっかりとした理由や経緯がついている文章、それが論理的な文章なのです。

結論はそこまで重要ではない

結論までの過程が大事だということは十分わかった。しかし、なんで結論がそこまで重要じゃないのか。

それは、

「結論がでなかった」や「失敗した」という結果もそれはそれで成果になるから

です。

この世の中、絶対的な答えはないもののほうが多いです。また、失敗があるからこそ成功できるようになりますよね。

したがって、きちんとした結論なんか出せなくてもいい。結果が失敗でもいい。絶対になにかを言い切る必要はない。

それはそれで「ダメだったという結論」がちゃんと出せているからいいんです。

大切なのはやはり「なぜ、どうやってその結論にたどり着いたか」です。みんなを納得させることができれば、結論がどうであれ文章としてそれは上出来だといえます。

そこまで結論に凝る必要はありません。

ポイント

結論なんてどうでもいい。その結論にいたった過程のほうが大切。

論理的な文章を書く方法

冒頭で伝えましたが、論理的な文章を書くために必要なことは、文章を書き始める前に次の2つの準備をすることです。

  • 一つの「問い」を設定する
  • 「なぜ?」をくりかえし、その答えを集める

以下で詳しく説明します。

「問い」を1つ設定する

結論がいくつも見受けられる文章は論理的だとはいえない。なぜなら、「結局この文章で何を一番伝えたかったのかが分からない」からです。

ダメな例:主張したいことがどれか分からない

COを増やさないようにするために原発はあったほうがよいと考える。また、COの排出を減らすために太陽光発電を増やすべきである。くわえて風力発電も増やすべきである。

見てもわかる通り、いろんなものに手を出して意見すると一つ一つの意見が浅くなる。いわゆる「広く浅く」という感じなのです。これでは、鋭く洞察された文章とはいえません。

これを解消するためには、言うまでもなく「狭く深く」書くことが重要です。したがって、書く前に「問い」を1つだけに設定し、1つだけに「答え」ればいいようにしておくのです。

よい例:議論するポイントを1つに絞る

脱原発すべきだろうか。私はすべきでないと考える。その理由は2つある。1つ目はCO2の排出量を増やすことにつながるから。2つ目は電気代の値上がりにつながるからである。

このように議論するポイントを1つに絞ることで、バシッと言いたいことが伝わります。くわえて言いたいことが1つなら、その理由や経緯を詳しくかけるのは言うまでもありません。

「理由や経緯が詳しくかける」ということは、「=論理的に書ける」というカラクリなのです。

「なぜ?」を繰り返し、その答えを集める

「問い」を1つ設定することで、 論理的に書きやすくなったはずです。

しかし、それだけではまだ甘い。

実は書いている本人からすると「意味がつながってる」つもりの文章でも、読み手からすると「なぜそうなった?文章がつながってないんだけど」っていうのはよくある話。そんな文章は論理的だとは言いません。

そこでここからは、

「なぜ?」→「答え」→ 「なぜ?」→「答え」→

を繰り返す作業をしていきます。こうすることで論理的になるわ、書くべき話題が簡単に見つかるわでウッハウハです。

「なぜ?」を繰り返す

脱原発に反対である。なぜならCO2の排出量を増やすことにつながるからだ。

  1. なぜ脱原発するとCO2の排出が増える?
    →火力発電は原子力発電は比べてCO2の排出が多いから
    • なぜ火力発電と原子力発電を比べてる?それ以外の発電もあるんじゃ?
    • なぜ原子力発電は火力発電に比べてCO2の排出が少ない?
    • なぜCO2の排出が少ないというだけで火力より原子力のほうがよいと考えるのか?
      • なぜ・・・
  2. なぜCO2の排出を減らさないといけない?
    →CO2が増えることにより地球温暖化が進むから
    • なぜ地球温暖化を防ぐことを最優先に考えているのか?
    • なぜ・・・

このように思いつくだけ多くの自問自答をしていきます。そして、でた答えを集めてつなげていけば論理的な文章の完成です。

これで論理的な文章がどんな文章かイメージできたと思います。

論理的な文章とは表面的で薄っぺらい文章ではありません。「なぜ?」という疑問の答えが集まっている文章、すなわち「中身」が詰まっている文章が論理的だといえるのです。

まとめ

本記事で言いたかったことをまとめます。

文章を論理的に書くためには、

結論にたどりつく「過程」を大切にする

ということが大事です。

感想レポートであっても、説明型レポートであっても、論証型レポートであっても、この論理的な文章の書き方は同じです。

そして、どんなレポートでも本記事で学んだ2つの方法、

  • 一つの「問い」を設定する
  • 「なぜ?」をくりかえし、その答えを集める

これらを書く前に考えてください。そうすればおのずと論理的な文章がかけるようになるはずです。