修士課程・博士前期課程・博士後期課程の違い

どうもフォレケンです。

大学院の課程の違いが分からない・・・

こんな疑問に答えていきます。

将来、大学院に行こうか考えている学生は、「大学院生が何をしているのか」「課程ですることが違うのか」など様々な疑問を抱えていると思います。

そんな人に向けて、今回は「大学院の課程の違い」について解説していきたいと思います。

本記事の要約は以下の通り。

要約
  • 大学院は修士課程の2年と博士課程の3年間
  • 理系の学生は修士課程まで行く人が多い
  • 修士課程は授業+論文
  • 博士課程は論文をたくさん書く

大学院の課程

大学院の課程には4つの名称があります。

・修士課程
・博士課程
・博士前期課程
・博士後期課程


※ちなみに大学の4年間の課程のことを学士課程といいます。

このように4つの呼び方があるのですが、実際にある課程は2つです。

それは修士課程博士課程です。(メジャーな呼び方)
紛らわしいのはそれらに正式名称があるから。

修士課程=博士前期課程=Master

博士課程=博士後期課程=Doctor

ということなんです。

それぞれ英語で

修士=Master(マスター)
博士=Doctor(ドクター)

というので、修士1年、2年のことをM1、M2と呼ぶことが多いです。
同じように博士もD1、D2、D3と呼びます。

修士課程を修了すると「修士」の学位が、博士課程を修了すると「博士」の学位がもらえます。

修士課程と博士課程の違い

卒業までの年数

修士課程と博士課程は修了するために必要な在籍年数が違います。

卒業までの年数はそれぞれ以下のようになっています。

大学
学士課程・・・4年間

大学院
修士課程(博士前期課程)・・・2年間

博士課程(博士後期課程)・・・3年間

合計すると、大学院だけで5年間も通わなくてはなりません。
順調に進学していくと、修士課程を卒業するときには24歳、博士課程を卒業するときには27歳になっています。

ただし、医学部・歯学部・薬学部・獣医学部のような学部は4年制ではなく6年制です。
このような学部には修士課程というものはなく、大学卒業した後は博士課程に進むことになります。

大学院で何をするのか

大学院というのは研究をする場所です。
したがって、修士課程も博士課程も「研究をする」ということに変わりはありません。

【研究内容】
論文を読んで勉強。
理系は実験・フィールドワーク・プログラミングなど。
文系はインタビュー・アンケート・フィールドワークなど。

修士課程と博士課程って何かすることが違うの?

と思う人も多いはず。
そんな人のためにそえぞれ何をするのかを解説していきます。

修士課程

授業
1年次に受けなくてはいけない(週に4~8コマ)

研究テーマ
教授からあたえられる

書く論文の本数
修士論文の1本

修了条件
必要な単位数(授業数)をとる
修士論文を書く

修士の1年生は講義を受けながら研究を進めていかないといけません。
授業内容は大学よりも専門性が高まります。

理系の場合は「海外の論文を読みパワーポイントにまとめて発表する」といった大学時にはなかった授業もあります。
文系の場合は「決まったテーマに関して発表・ディスカッションをする」授業ばかりになります。

研究に関しては大学の4年生でしかしてこなかったので、まだ知識が足りません。
そのため、教授からテーマをもらって、その勉強をしながら研究をしていきます。

博士課程

授業
ほとんどない

研究テーマ
自分で考える

書く論文の本数
1年で1本以上のペース+博士論文の1本

修了条件
論文の発表や論文の投稿数を満たすこと
博士論文を書く

博士課程にもなれば、修士課程から研究をしているので、ある程度研究をするのに慣れてきます。
その分野の知識もついて自分で研究テーマを見つけて、立案をすることができるようになります。

また、研究室の後輩の指導もしなくてはいけません。

論文の書く本数は修士よりもかなり多いです。
修士は2年間で1本だけ書けば良いですが、博士は年に1~2本のペースで書かなくてはいけません。

どんな人が行くのか

修士課程

  • 研究が好きな人
  • 研究職・開発職に就きたい人(理系)
  • 資格を取りたい人臨床心理士・会計士など)
  • 学生をまだ続けたい人
  • 大学で就職できなかった人

博士課程

  • 研究が好きな人
  • 大学の研究員(教授など)になりたい人

進学率

18歳人口に対して大学の進学率は54.7%(2019年度)
22歳人口に対して修士課程の進学率は5.5%(2014年度)
24歳人口に対して博士課程の進学率は0.7%(2014年度)

つまり、100人中50人は大学、5~6人が修士課程、0~1人が博士課程に行っているということになります。

このようにみると大学院に行く人は少なく感じます。

ただし、理系の場合、大学生の70%以上が修士課程に進学する学科もあります。
そのため、みんなが修士まで行くから自分も行くという人は少なくありません。
理系の学生なら、大学院進学も考えておくべき。

それに対して修士から博士課程の進学率は10%以下です。
博士課程まで行くのは理系でも珍しいです。

就職はどうなのか?

修士課程の就職

  • 理系の場合は大卒より就職しやすくなる
  • 文系の場合は就職に有利になることはあまりない
  • 開発職・研究職に就きやすい

修士までいくと就職がしやすくなります。
そのため、進学せずに就職してしまう人が多く、博士まで行く人はあまりいません。

博士課程の就職

  • 就職がしにくくなる
  • 大学職員になる
  • 学芸員になる(文系)

博士課程から就職する場合、大学に残る人が多いと思いがち。
しかし、実際は大学に残る人よりも企業に就職する人の方が多いです。

大学院の課程まとめ

本記事のまとめは以下の通り。

まとめ
  • 大学院は修士課程の2年と博士課程の3年間
  • 理系の学生は修士課程まで行く人が多い
  • 修士課程は授業+論文
  • 博士課程は論文をたくさん書く

大学院に行こうか迷っている人は、卒業した後にどのようになりたいかを考えるべき。

きちんとビジョンを持っておくと、進路の選択を迫られたときに迷うことないです。
自分を将来像を考える上で、大学で就職するか大学院までいくのかで迷っている人は、大学院に行くメリット・デメリットも知っておきましょう。

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