「大学」と「大学院」の違いとは?

どうもフォレケンです。

大学院って何をするのか全く想像がつかない!

大学と同じではないの?

こういった疑問に答えていきます。

大学院に行くかどうかの選択は、今後の人生を大きく左右するターニングポイントになります。

そこで、この記事では大学・大学院のことをよく知らない人向けに、大学と大学院をいろんな方向から比較・解説していきます。

この記事を読んで大学と大学院の違いを知ることで、将来の人生計画を立てる上で重要なポイントが分かります。

この記事の要約は以下の通り。

要約
  • 大学は勉強をするところ
  • 大学院は研究をするところ
  • 大学院の方が入試に受かるのが簡単
  • 夏休みは大学の方が長い

大学院と大学の違い

大学と大学院の違いは以外にもたくさんあります。
今回比較するのは以下の11項目。

  • 卒業までの期間
  • 目的
  • 学び方
  • 専門性の高さ
  • 時間
  • 学費
  • 入試
  • 長期休み
  • 就職
  • 初任給
  • 生涯年収

それでは、一つずつ解説していきます。

卒業までの期間

卒業までに最低限かかる期間は次の通り。

大学
学士課程・・・4年間

大学院
修士課程(博士前期課程)・・・2年間

博士課程(博士後期課程)・・・3年間

大学は4年間ですが、大学院は修士課程で卒業するなら2年間、博士課程まで行くなら5年間行くことになります。

ちなみに、留年・浪人をせずストレートに進級した場合、

  • 大学卒業時 22歳
  • 修士課程修了時 24歳
  • 博士課程修了時 27歳

となります。

「早く社会にでて、お金を稼ぎたい」

という人には大学院は向いていないです。

大学院の修士課程・博士課程の違いというのは、博士課程のほうがより研究をするというイメージで考えればよい。
大学院の課程については以下の記事に詳しく書いています。

目的

大学も大学院のどちらも専門的なことを学ぶのは分かってる。
ただ、何をするのか違いがはっきりと分からない

という人も多いはず。
大学と大学院は目的がちょっとだけ違います。

大学と大学院での目的を簡単に説明するとこんな感じ。

大学
専門的な知識や理論を身につけることが目的。

大学院
研究を通して、専門的な知識や理論を応用する能力を身につけることが目的。

決定的な違いは、「実際に学んだことを応用するかどう」ということ。

したがって、

研究がしたい
将来、今までになかったものを見つけ出す(開発する)仕事がしたい

という人は大学院にいくべきです。

学び方

大学と大学院の決定的な違いは、学び方の姿勢にあります。

大学
勉強をするところ(知識をつける)
受け身で学ぶところ

大学院
研究をするところ
主体的に学ぶところ

大学と大学院の学ぶ姿勢が”真逆”ということがポイント。

大学では講義中心の生活で、先生の話を聞いている時間が多いです。
これは高校と同じです。

それに対して、大学院では研究中心。
研究は自分で計画を立てて進めていかなくてはいけません。

そして、授業ですることも変わってきます。
具体的に言うと

  • 文系】論文の輪読・ディスカッション
  • 理系】要約した論文の発表・大学と同じような講義

こんな感じ。
研究でも授業でも自分から行動しなければならないことがふえてきます。

専門性の高さ

「大学院に行くと専門性が上がるというのは分かるけど、実際どのくらい上がるの?」

と思う人も多いでしょう。

結論から先に言うと、

大学の専門的な勉強は「すでに先人が発見していて広く知られていること」の勉強をする程度。
それに対し、大学院では「世界にごく少数の人しか分からないこと」を研究します。

この専門性の違いは「勉強するときに参考にするもの」を見るとすぐに分かります。

大学
教科書・インターネット・専門書

大学院
論文・教授、先輩に聞く

もうすでに発見されていることを、また見つけようとする人はいませんよね?

つまり、研究というのは最先端のことをすることなんです。
理系では論文のほとんどが英語で、勉強をするにも一苦労。

ここまで大学院の専門性の高さを説明してなんですが、「大学院で得た専門性の高い知識が社会に出て役に立つということはほとんど無い」と思っていて良いです。

その事実を知ると、

「大学院に行く意味はあるのか?」

と感じる人も多いはず。
大学院に行く意味については以下の記事で詳しく解説しています。

入試

大学と大学院では入試の形式も全く違います。

大学入試
時期は高3の冬。前期で受けれる国立大学は1校のみ。

大学院入試
時期は大学4年生の夏。何校でも受験することができる。受験勉強期間は2ヶ月程度。レベルが高い大学院でも受かりやすい。

大学入試では、学歴に関わってくるので高校3年間をかけてみっちり勉強する人が多い。
それに対し、大学院の入試は大学入試ほど範囲が広くないので、試験勉強は2ヶ月程度やっておけばOK。
2ヶ月以上勉強しているとすることが無くなってしまいます。

また、大学院入試は「比較的簡単に格上の大学に行ける」というのがポイント。

そのため、

「学歴を上げるために他の大学院に行く」

なんて人も珍しくはありません。
もしあなたが大学入試で落ちた大学に、まだ未練があるのならそこの大学院にリベンジしてみましょう。

「他の大学院にチャレンジしてみたい」という人は、以下の記事の読んでみてください。
外部進学と内部進学のメリット・デメリットをよく知ってから進路を決めることをオススメします。

入試が全然違うということは、入試対策も全く違うということです。

  • 勉強のやり方
  • 勉強を始める時期

を知りたいという方は、以下の記事で詳しく解説しています。

長期休み

大学院の長期休みも大学と同じくらい」と漠然と思っている人も多いですが、それは間違っています。

実際のところ、大学の方が圧倒的に長期休みが長い。

長期休暇について以下にまとめました。

大学
夏休み:8月中旬~9月末
冬休み:年末年始
春休み:2月中旬から4月上旬

大学院
夏休み:お盆休みのみ
冬休み:年末年始
春休み:研究室による(全くないところも多い)

※研究室配属される理系の大学4年生は大学院生と同じスケジュール
※卒業する前の春休みは2月中旬から

大学の夏休み・春休みはとても長い。
人生でもここまで休みがあるのはこの時期だけです。

日本一周や海外旅行など、何週間もかかるようなことは大人になってからだとなかなか出来ない。
大学生のうちに経験しておくのがオススメ。

そんな大学生活とは反対に、おそらく大半の人はこう思うでしょう。

「大学院はずっと研究で、休みがないのか・・・」

と。

しかし、そこまで悲観することはありません。
大学の休みは大学全体で決まっていることが多いですが、大学院の休みは所属する研究室によります。

同じ大学・専攻でも

  • ある大学院生は「毎日朝から晩まで研究」
  • ある大学院生は「大学院に行くのは週に1回」

ということも珍しくありません。
研究室によって、忙しさが違うのです。

したがって、あなたが楽をしたいのならば、研究室選びをしっかり行う必要があります。
夏休みが長い研究室の特徴」については以下の記事で詳しく解説しています。

もしあなたが、

「休みよりも研究分野を重視して研究室を選びたい」

というのであれば、こちらの記事にも目を通しておくことをオススメします。

学費

大学院と大学の学費の違いは以下の通り。

私立
私立大学院の費用は私立大学より少ない

国立
国立大学院の費用は国立大学と同じ

そこまで大学院と大学とで学費に差があるということはありません。

もしあなたが、金銭面で大学院に行くかどうか迷っているのなら、まだ諦めるのは早いです。
大学院というのは、大学よりも奨学金制度が充実しています。

例えば、

  • 国立大学院の場合、授業料免除ができる
  • 借りていたお金を成績次第で返さなくてよくなる
  • 給付型奨学金(返さなくてよい奨学金)が多い

という感じ。

一度調べてみてから、大学院に行くかどうかを決めるのが賢い選択です。

大学院の奨学金の返還免除については、以下の記事で詳しく解説しているので見てください。

就職

大学院にいったときの就職は理系と文系で変わってきます。

文系
大学院に行っても就職で有利になることは珍しい
資格を取るために大学院に行くことが多い

理系
大学院(修士課程)の方が有利
博士課程まで行くと逆に就職がしにくくなる
開発・研究職に就くことが出来る。

もしあなたが文系で大学院にいく目的が何もないのなら、大学で就職しておくべき

理由は簡単。
大学院に行っても人生において何もメリットがないからです。

逆に理系の場合は修士課程まで行くのがオススメ。
就職先の幅も広がるので、行ったほうがメリットになることが多いです。

もしもあなたが

「今の経済状況を踏まえて、就職するか決めたい」

と思うのであれば、以下の記事を見てみてください。

初任給

学部卒(大学卒業)と院卒の初任給の平均を比較します。

学部卒:206,100円
院卒(修士課程): 233,400円

大学院の方が学歴が高いので、初任給が高くなるのは言うまでもありません。

生涯年収

「生涯年収」とは、生涯で稼ぐお金の総額のこと。

「学部卒よりも院卒の方が生涯年収は高い」と言われています。
理由は、大学院を卒業したほうが昇進する可能性が高いからです。

しかし実際のところ、

「早く昇進してお金を稼ぎたい」

という人は、上司に「ごますり」ができるかどうかの方が大事。
なぜなら、管理職になる人は「学歴」や「業務実績」で推薦されるのではなく、上司の推薦によって選ばれるからです。

つまり、昇進するには上司に好かれることが重要なんです。

また、給料が上がるというのはメリットばかりではありません。
管理職につくということは、責任が大きくなり仕事での心配ごとや重圧が増えるということ。

そのため、管理職になるのを断るという人は多い。
そのような人は、給料はそこまで上がるということはないでしょう。

このように生涯年収というのは人それぞれで、ハッキリとどちらが高いと言うことはできないのです。

まとめ

まとめ
  • 大学は勉強をするところ
  • 大学院は研究をするところ
  • 大学院の方が入試が簡単
  • 夏休みは大学の方が長い
  • 理系は院に進んだほうが良い

もしも、あなたがこの記事を読んで、

「大学院のことをもっとよく知りたい」

と思ったなら、「大学院に行くメリット・デメリット」も読んでみてください。
具体的にどんな魅力があるのかを知ることが出来ますよ。