どうもフォレケンです。
クラス分けのテストって勉強しないといけない?
クラス分けってなんの意味があるの?
こんな疑問に答えていきます。
大学のことをよく知らずに入学したことで、
「こんな大学生活を送るはずではなかった・・・」
と後悔する大学生は実際多いです。
この記事では、まだ大学のことがよく分かっていない人向けに、大学のクラス分けの実情を詳しく解説していきます。
大学生活のことをよく知ったうえで、大学生としてのスタートダッシュを切りましょう。
本記事の要約は以下の通り。
- クラス分けなんてあってないようなもの
- クラス分けをする意味
→友達作りのため
→講義室が狭いから
→授業のレベルを合わせるため - クラス分けテストは適当でも良い
- 大学のクラスは高校とは全く別物
目次
大学ではクラス分けがあるのか?
結論からいうと、多くの学科でクラス分けがあります。
「大学でクラス分けがあるとか聞いたことがない」
という人もいるでしょう。
なぜクラス分けがあることを知らない人が多いのでしょうか?
それは「大学のクラスは高校のクラスほど重要なものではない」からです。
クラスと言っても高校のものとは全く違うんです。
大学のクラスというのは具体的にこんな感じ。
例えば、学科に1組と2組があったとします。
選択科目の講義を受けるというシチュエーションの場合、
- 木曜3限は1組
- 金曜3限は2組
というように時間割が分かれていることが多い。
そして、選択科目の講義を受けないということも、もちろんできます。
つまり、1日中クラスのみんなと一緒にいるということはありません。
その理由は、人によって受ける講義が変わってくるから。
クラス分けの意味
クラス分けをする意味は主に3つ。
- 友達作りができるようにするため
- 講義室が狭いから
- 少人数で講義を行う必要があるため
- 授業の難易度を変えるため
どこの大学も基本的にこんな感じ。
それでは、クラス分けの意味をそれぞれ詳しく解説していきます。
友達作りができるようにするため
大学で学ぶことにおいて友達作りは一番重要。
大学で勉強を頑張るよりも大切なことです。
なぜなら、大学は情報収集を自分でしなくてはならないから。
例えば、友達がいない大学生はテストの過去問を入手することが困難なため、テスト勉強が非効率的になりがち。
それに比べ、友達に学科の先輩とコネクションがある人がいれば、過去問なんて簡単に手に入る。
そして、友達がいると学校がつまらなくて不登校になるということもないです。
大学では自由である反面、友達がつくりにくい。
そのため、クラスで分けているのです。
狭い講義室が多いから
クラス分けをする理由は講義室が狭いから。
「大学での講義というのは、何百人のキャパのある広い講義室でやる」というイメージを持ちがち。
しかし実際のところ、大学にはそんなに広い講義室がたくさんあるわけではないのです。
むしろ、50人以下で受けるような小さな講義室が多いです。
少人数で講義を行う必要があるため
授業では少人数で授業を行う必要がある講義も多い。
- 英語でコミュニケーションをとる講義
- 学校のパソコンを使う講義
この2つは少人数での講義であることが多い。
先生や友達との英語でのやりとりをするには少人数での授業が向いていることは言うまでもありません。
また、必修科目にパソコンの使い方を学ぶ講義があることが多い。
パソコンの授業では、使い方が分からない生徒のサポートをしながら授業を進める必要があります。
そのため、授業の人数を絞っているのです。
授業の難易度を変えるため
クラスによって授業の難易度をかえることがあります。
これは私立大学に多いです。
理由は普通に学力試験で合格した人と、スポーツ推薦や指定校推薦で合格した人では学力に差があるから。
「授業についていけない・・・」ということが無いようにクラス分けをしています。
クラス分けはどうやってするのか?
クラス分けの方法は以下の通り。
- 学籍番号順(名前順)によるクラス分け
- テストによる英語授業のクラス分け
この2パターンです。
それぞれ詳しく解説していきます。
基本は学籍番号順によるクラス分け
学籍番号順によるクラス分けがされるのは、学科の人数が多い場合。
学科のクラスがもともと少ない場合は、クラス分けなんて存在しません。
学科の人数が100人規模であればクラス分けがされます。
1クラスの人数は大体30~50人ぐらい。
テストによる英語授業のクラス分け
前にも言いましたが、テストによるクラス分けは私立大学が多いです。
そして、英語のクラスを分けることがほとんど。
つまり、英語の授業だけ学力別にクラスが分かれるんです。
入学してすぐにテストが行われ、大学独自のテストもしくはTOEICを受けることが多いです。
大学のことを何も分からない時期に受けるため、
「点数が取れなかったら評価が落ちるの?」
と思う学生は多いですが、実際のところそこまで心配をしなくても大丈夫。
点数が低い人ほど授業が簡単になるため、わざと低い点数を取る人もいるくらいです。
楽に単位を取りたい人は、適当に受けても良い。
しかし、英語は結局、将来勉強しなくてはいけません。
きちんと勉強して、レベルが上のクラスで学ぶことをオススメします。
大学にも「担任」の先生がいる
大学にも高校と同じように担任の教授がいます。
しかし、毎日顔を合わせるということはありません。
担任といっても困ったときにサポートをしてくれるというぐらいで、ほとんどお世話になることはないです。
高校のクラスとの違い
大学のクラスは高校とはまったく別物だと思っておいて良いです。
そこまで高校のように生徒・教師の関係が密ではありません。
高校のクラスとの違いは以下の通り。
- 自分から仲良くなろうとする努力が必要
- ホームルームはない
- 席の場所は決まっていないことが多い
- クラス替えはない
- 学科全体で講義を受けることも多い
1つずつ解説していきます。
自分から仲良くなろうとする努力が必要
大学では自分から積極的に友達作りをしていくことが大切。
高校時代はクラスで過ごす時間が多かったため、学校に行くだけでも自然と友達ができます。
しかし、大学では違う。
大学のはじめのうちに友達を作らなくて、大学の4年間ずっと独りぼっちということは”ざら”です。
クラス(学科)には友達がいないけど、サークルでは友達が多いという人も多い。
しかし、そういう人はテスト勉強で教えてくれる友達がいないため、たいてい苦労します。
ホームルームはない
もちろん大学ではホームルームなんてありません。
みんな受ける授業が違うので、大学に行く時間も帰る時間もマチマチ。
出席は毎回の講義でとられます。
席の場所は決まっていないことが多い
大学の講義で座る席は基本的に自由。
仲の良い友達の隣で講義を受けることが可能です。
ただ、先生によっては席を学籍番号などで決められている授業もあります。
クラス替えはない
クラス替えもありません。
そのため、大学では一度出来上がった人間関係・環境が変わることは珍しい。
そして、1年生の時に仲良くなった友達とずっと過ごしていく学生が多いです。
これが「大学の友達作りははじめが肝心」といわれる理由です。
学科全体で講義を受けることも多い
クラスでうける授業ばかりではありません。
学科全体での講義が、広い講義室で行われることもよくあります。
枠組みがクラスからゼミ・研究室になっていく
大学では高学年になると、文系では「ゼミ」、理系では「研究室」に所属することになります。
どちらかというと、大学のクラスよりもゼミや研究室の方が、高校のクラスに近い。
ゼミ・研究室に所属しているだけで、教授や学生とそれなりに仲良くなれます。
【ゼミとは】
文系。2~3年生から所属。週1の頻度。研究をして卒業論文を書く。
【研究室とは】
理系。4年生から配属。毎日通うことが多い。研究をして卒業論文を書く。
ゼミと研究室を詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
大学のクラス分けまとめ
今回の記事のまとめは以下の通り。
- クラス分けなんてあってないようなもの
- クラス分けをする意味
→友達作りのため
→講義室が狭いから
→授業のレベルを合わせるため - クラス分けテストは適当でも良い
- 大学のクラスは高校とは全く別物
ここまで、クラス分けについて解説してきたが、実際、大学のクラス分けなんてどうだって良い。
気の合う友達さえできれば、それだけで大学生活は楽しめます。
充実した大学生ライフになることを祈っています。