どうもフォレケンです。
大学の授業が難しくてテストが心配…
「論述試験」や「持ち込み可のテスト」の勉強方法を知りたい!
こんな悩みを解決していきます。
大学の期末試験では、高校と違いテストの点数が赤点だと、単位を落としてしまいます。そのため、テスト勉強をきちんとしていないと、
「単位が足りなくて留年してしまった…」
となりがち。そのため、大学では、高校の時以上に定期試験に力を入れなくてはいけません。
そこで本記事では、大学のテストに不慣れな大学生に向けて、
- テスト勉強の開始時期
- テストで高得点を取るためのコツ
について解説しています。
本記事を読むと、効率のよいテスト勉強の仕方が分かり、短い勉強時間で高得点を狙えるようになります。
あと余談ですが、余裕がある人は本を一冊買っておくと良い。特に文系の学生は4年間使うことができるので便利です。私が実際に読んで、良本だと思った2冊を紹介しておきます。
レポートの書き方を書いている本の中で、人気No.1の本。文系は絶対に持っておいたほうが良い。
論文の書き方もあるので4年生まで使える。
大学教授が書いた本なので、教授がどういうところを見て採点しているのか分かる。そして、点数が取れるコツが掴める。
もしレポートを自己流で書いているなら成績がかなり伸びるかもしれない。
目次
テスト期間の時期
前期のテスト期間
国立大学:7月下旬~8月上旬
(ターム制の場合:6月上旬もテスト期間)
私立大学:7月中旬~7月下旬
(ターム制の場合:5月下旬もテスト期間)
※大学によって多少のずれがあります。
後期のテスト期間
国立大学:1月下旬~2月上旬
(ターム制の場合:11月下旬もテスト期間)
私立大学:1月中旬~1月下旬
(ターム制の場合:11月中旬もテスト期間)
※大学によって多少のずれがあります。
大学のテスト期間は2週間と長い
高校のテスト期間は1週間程度でしたが、大学では2週間と長いです。
もちろん、高校のように毎日テストを受けるわけではありません。自分の取っている講義のテストが、2週間のどこかにバラバラと散らばっているイメージです。
自分の取得している講義のテストがすべて終われば、その時点で長期休暇が始まります。当然、人によってテストの個数は違うので、夏休み・春休みの始まる日も人それぞれなのです。
大学のテストってどんな感じなのか
テスト勉強をはじめる時期
きちんと単位を取りたいのなら、テスト期間の2週間前からテスト勉強を始めるべき。
特に、1年生は授業の数が多いから大変。また、テストの他にレポートもしないといけません。テスト期間にすることは結構あるのです。
そして、計画性がない学生は、
「テスト勉強が終わらない…」
となり、テスト前日には徹夜をすることも珍しくない。
したがって、勉強の要領が掴めていない初めのうちは、早めから勉強に取り組むほうが良いです。大学1年生のうちは余裕をもって2週間前から始めましょう。
テスト期間の勉強時間は講義による
はっきり言って、テスト勉強の時間は授業によって全然違います。
具体的に言うと、
- テストが簡単な科目
→1日あればテスト勉強が終わる科目もある。 - テストが難しい科目
→3日ぐらいぶっ通しで勉強してやっと理解できる科目もある。
このように、テストの難易度によって必要な勉強時間はバラバラなのです。
そして当たり前ですが、勉強時間はテストの量に比例します。
勉強時間の目安としては
テストが10科目以上:空コマでも家でも、ずっと勉強
テストが5科目以下:勉強は1日に2時間程度
こんな感じ。
大学1年生のほとんどは、10科目以上の授業を受けているはず。そのため、テスト期間中は1日中勉強するものだと思ってて良いです。
テストの形式はさまざま
大学のテストの形式は、受ける科目や先生によって違います。
例えば、
- 〇✕問題
- 穴埋め
- 論述
- 計算問題
こんな感じ。
もちろん、大学の試験は担当教授がつくります。そのため、毎年同じような問題が出ることが多いのが特徴。大学の試験は、高校のテストよりも対策がしやすいです。
テストの形式の傾向としては、
文系:論述試験、暗記科目
理系:計算問題、暗記科目
こんなイメージ。
論述試験は高校のテストにはないので、対策を後で解説します。
友達と情報共有すると高得点が取れる
単位を取るのに、一番必要なのは努力ではありません。
大切なのは「情報量」です。
この情報とは、
- 過去問
- 頭のいい友達の「答え」
- 先輩が教えれくれる「授業の攻略法」
この3つ。
大学の授業は内容が難しい。教授が言っていることも、さっぱり分からない。こんな人が大半です。
1人で勉強しようとすると、理解できないままテストを受けることに…
したがって、
「一人で勉強しまくった人」
「友達と情報共有して勉強した人」
では、圧倒的に「友達と情報共有して勉強した人」の方が点数を取れるのです。
テスト期間の前に準備しておくこと
成績評価の割合をチェック
まずは、成績評価でテストの点数の割合を確認するべき。
大学の成績評価は、
- 試験100%
- 試験50%:レポート30%:出席20%
こんな風になっているはずです。
そして、テストでどれくらい点数が取れたら単位が貰えるかを計算しましょう。
「試験100%」の場合
試験で取るべき点数は60点。
「試験50%:レポート30%:出席20%」の場合
レポートと出席をきちんと取れていたら、試験で取るべき点数は25点。
したがって、テスト勉強を最優先するべきなのは、「試験100%」の科目なのです。
テストの難易度を把握
「先輩から聞く」「過去問をみる」などして、テストの難易度を把握しておきましょう。
なぜなら、試験の難易度によって勉強の仕方が変わるからです。
簡単な試験の場合
あまり早く勉強しすぎても勉強したことを忘れる。効率が悪い。
難しい試験の場合
2週間の勉強では間に合わないことも。早めの対策が必要。
たまに、「授業を取っている人の半分が単位を落とす」なんて教科があったりします。
そんな科目は、2週間前から勉強しても遅い。授業を受けながら、なるべく理解しておく必要があります。
単位を取るためのテスト勉強のやり方
ノート・教科書は高得点を取るために必要
実際のところ、目的が「単位を取る」ということにあるのなら、教科書やノートを取らなくても大丈夫だったりします。
しかし、
「良い成績を取りたい」
「絶対に単位を落としたくない」
こんな人は、ノート・教科書を中心に勉強するべき。
高校の場合、大学受験に出やすいところをテストに出題することが多い。しかし、大学では、そんなものはないため、教授が一番、大事だと思うことがテストに出るのです。
そのため、テストにでるポイントは授業中に言ったり、教科書に載っていることが多い。
高校の時のように、教科書以外の参考書をつかって勉強することは回り道になってしまいます。
授業で全部を理解する必要はない
基本、普段の授業が理解できなくても大丈夫。
なぜなら、授業で習う範囲はとても広いのに対して、テストに出る箇所はほんの一握りだから。テストに出るところだけ理解できれば良いのです。
大学の授業は難しい。ほとんどの大学生が、授業を受けながら、
「???」
「ん?なに言ってるか分からん」
こんなことを思っています。それなのに、きちんと単位を取っていきます。
こんな学生にとって、授業は「理解する場」ではなく、「テストの情報収集する場」だったりします。
テストにでるポイントだけ、きちんと聞く。理解する。テスト前にきちんと勉強する。
テストで点数を取るのが目的ならば、授業のすべてを理解する必要はないのです。
過去問が一番重要
試験対策において過去問は一番大切です。
なぜなら、過去問からさまざまな情報が読み取れるからです。
- 問題形式
- 出題範囲
- 問題の難易度
などなど。
このように試験傾向を掴むことができます。(去年と同じ担当教授の場合に限る)
ただし、絶対に過去問があるとは限りません。過去問がない試験もあります。そんなときは「先輩の情報」を頼りにするしかありません。
手順1.テストに出ると言われたところの勉強
手順2.過去問を何周も解く
手順3.テストで出そうなところの勉強
手順4.授業で習ったところの勉強
大学のテスト勉強で重要なのは、テストで出そうなところを「完璧」にすることです。
なぜなら、試験範囲の全部を網羅的に勉強しようとしたら、きりがないからです。
大学ではたまに、
「勉強してるのに単位落とした…」
こんな学生がいたりする。それは、広範囲を勉強しすぎること原因です。
テストで点数を取るには、出そうなところを集中して勉強するのです。残りの範囲は、薄く広く補足的に勉強すれば大丈夫。
「持ち込み可」のテスト勉強法
「持ち込み可」のテストでは、テストにノート・レジュメ・教科書などを持ち込めます。そのため、
「持ち込み可の試験は余裕」
と、油断している大学生は多い。
確かに、他の暗記系の科目に比べると、勉強は楽かもしれません。暗記の手間が省けますから。しかし、ノー勉で単位を取れるほど簡単ではありません。
「持ち込み可」のテストは、他のテストとは違った勉強が必要なのです。そこで持ち込み可の勉強の仕方について解説します。
「どこに何が書いてあるか」を把握する
持ち込み可のテスト勉強では、習ったことを暗記をする必要はありません。
そのかわり、ノート・レジュメ・教科書のどこに何が書いてあるかを最低限覚えておく必要があります。中には、
「テスト中、探せばいいや」
こんな人がいますが、テスト中どこに何が書いてあるか分からず時間だけが過ぎてしまう。そして爆死。こんなことになってしまいます。
もう一度言いますが、持ち込み可では授業内容を暗記する必要はありません。暗記するべきは「どこに何が書いてあるか」です。
出題パターンを知る
持ち込み可では、
持ち込み資料をガッツリ使うのか?
に注目するべき。なぜなら、これである程度の難易度が分かるからです。
持ち込み資料をガッツリ使うテストは簡単。例えば、
- 授業中にテスト問題の発表
- 試験内容が過去問と同じ
こんな場合、ノートや教科書に事前に解いた答えを書いておけば大丈夫。楽勝です。
ただ、
- 文系:論述試験
- 理系:計算問題
では、持ち込み資料を補足的にしか使わないことが多い。この場合、難易度は普通のテストとそこまで変わりません。「持ち込み資料」に頼らず、他の科目と同じように勉強しないといけません。
「持ち込み可」論述試験では次のように勉強しましょう。
1.授業ノートの整理
2.要点をまとめた「試験対策ノート」の作成
3.講義の流れを理解する
この3ステップができると、
「先生が強調したポイント」=「重要な論点(キーワード)」
が分かってくるはずです。
「論述試験」の勉強法
論述試験とは、
「~ついて論ぜよ。述べよ。説明せよ。考察せよ。」
といった問題がでる試験のこと。この「論述試験」は高校でやることはほぼありません。それなのに大学では、どうすれば点数が取れるか教えてくれない…
ただ、論述試験もテストです。ちゃんと点数の取り方があります。
論述試験で高得点を取るために知っておくべきことは、
- 論述試験の採点基準
- 文章の書き方
- 論述試験の勉強法
この3つ。
これらを知っているかどうかで点数は大きく変わるのです。これから詳しく解説していきます。
・キーワードが含まれているか
・読みやすい文章か
・論理的な文章か
論述試験では、これらの採点基準を意識して勉強することが大切になってきます。
文章の書き方:結論から書き始める
論述試験の書き出しは「結論」からです。
主張をはじめに書くのは、文章を書く上での基本中の基本。その理由は、
- テスト時間が限られているから
- 文章全体で言いたいことがすぐに分かるから
この2つ。
実際、論述試験では時間制限内に書き終えれないことも多々あります。そのなった際に、最も文章で大切な「結論」の部分を書けてないと、「なにを言いたいか分からない」となり、かなりの減点になるのです。
そして、点数が取れる文章の構成は
- 主張=結論
- 理由
- 具体例(情報・証拠)
- 結論
この順に書いていきましょう。そうすることで、分かりやすくスムーズに文章を書くことができます。
勉強法:キーワードを暗記する
論述試験でするべきことは、「キーワードの暗記」です。
なぜなら、暗記が必要なかったら、「持ち込み可」の論述試験、もしくはレポートにするはずだからです。
出題者の意図は、
- 頭の中に知識が入っているか
- 論理の流れを理解しているか
を確かめることなのです。
したがって、細かいところは覚える必要はありません。細かいところは違う言葉に変換してごまかせます。
例えば、
2001年に起きた同時多発テロ
→2000年代に起きた同時多発テロ
「2001年」という数字は覚える必要はありません。しかし「同時多発テロ」というキーワードは覚えないといけません。
つまり、論述試験で覚えておくべきものは
「言い換えられない単語」=「固有名詞」
なのです。
論述試験では次のように勉強しましょう。
1.授業で重要なポイント(キーワード)を見つける
2.50個のキーワードが答えになる問題を作る
3.模範解答を作成する
4.模範解答の暗記をする
この手順を踏むことで、「キーワードの暗記」と「論理的な理解」の両方ができるはずです。
まとめ:期末試験の期間に大切なのは要領だ
本記事では、テスト期間の勉強方法について解説しました。
- テスト勉強を始めるのはテスト期間の2週間前から
- テスト勉強前に評価割合と難易度をチェック
- 単位を取るためには、情報と要領があれば良い
最後にもう一度言いたいことは、「テスト勉強に大事なのは要領だ」ということです。
本記事で解説した通り、効率よく勉強するには友達の存在が必須。
勉強だけでなく、人間関係もきちんと構築しながら大学生活を送れれば、大学生活は充実した日々になること間違いなしです。
本記事は大学生の勉強講座の【第3回】です。
【第1回】
単位を落としたらどうなるか
【第2回】
GPAの平均
【第3回】
高得点を取るためのテスト勉強法(今のページ)
【第4回】
レポートの書き方