どうもフォレケンです。
単位を絶対に落としたくない!
単位をちゃんととれるか不安…
単位を落としたら、就活で不利になったりするの?
こんな疑問を解決していきます。
大学では
「単位を落とした~」
こんなことを言っている学生は多い。そして、どんどん留年への道を突き進んでいく。こんな大学生にはなりたくはない。
そこで本記事では、単位を落とすのが不安な大学1年生に向けて、
- 単位を落としたときのデメリット
- 単位を落とさないための対策
について詳しく解説していきます。
本記事を読むと、遊びも勉強も充実した大学生になることができます。
本記事の要約は以下の通り。
- 大学1年次はなるべく単位をとろう
- 単位をとるためには人間関係が最も重要
- 単位をとることに対して過度に不安にならなくて良い
目次
大学の単位を落とす大学生は約3割
「大学で単位を落とした経験がありますか?」という質問に対し
ある:26%
ない:74%
というのがマイナビのアンケート調査によって出ています。
したがって、「単位を落とす」というのは結構身近に存在するのです。
当然、単位を落とす学生の割合は大学・学部によってさまざま。留年率が高い学科だと、頭が良い学生でも単位を落としたというのは”ざら”にある。逆に留年率が低い学部では単位を落とす人は、ほとんどいないということも。
このように、一概にどのくらい人が単位を落とすとは言えません。単位を落とす学生が約3割というのは、あくまで目安です。参考程度にしてください。
ただ、どこの大学でもいえることは、「大学1年次で単位を落とす人というのは珍しい」ということ。
基本的に、大学生は学年が上がるにつれて、単位を落とす人が増えてきます。
その理由は
- 難易度が高い授業が増える
- サボりがちになる
この2つ。
したがって、大学1年次は
「意外と、単位を落としても大丈夫なんだ~」
と安心するのではなく、大学1年次のうちは真面目に授業を受けて、友達におくれをとらないようにするべきです。
単位を落としたらどうなるのか
必修科目の単位を落とした場合
【必修科目とは】
卒業までに必ず単位を取らなくてはいけない科目のこと。
必修単位を落とした場合、来年度に再履修をしなくてはいけません。
ほとんどの場合、再履修ができるので、再履修で単位が取れさえすれば大丈夫。問題はありません。
しかし、たまに再履修ができなくて留年してしまうということも。必修単位を落とす危険性について、詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ。
選択必修・自由選択科目の単位を落とした場合
選択科目を落としても、ほとんど問題はありません。
【選択科目とは】
選択必修科目・自由選択科目のこと。自由に選んで履修できる単位。必ず取らないといけないというわけではない。一定の単位数はとらなくてはならない。
選択科目を落としても、他の科目の単位をとることで代替可能です。
したがって、必修単位ほどリスクになることはありません。しかし、「落とした単位のぶん、他の学生よりも授業を多く受けないといけない」という事実は変わりません。
必修よりは力を抜いて良いですが、安易に落とすという選択をするのはやめるべき。
単位を落とすデメリット
単位をとる難易度が上がる
単位を落とすと、単位をとる難易度が上がります。
その理由は、単位を落とすと友達がいない授業をうけることになるから。
例えば、落単した授業を受ける場合を考えます。
自分が受けている授業では、周りは後輩ばっかり。友達が1人もいないという状況。なので、授業の内容について友達に質問もできない…。課題もテスト勉強も自分1人で解いていかないといけないから、単位をとる難易度が高い。
こんな状況になるのは、容易に想像がつきます。
したがって、「単位は、同じ授業に友達がいたほうがとりやすい」ということを覚えておきましょう。
時間が無駄になる
単位が不可になると、
「今まで頑張ってきた時間は何だったんだ…」
と、時間が無駄になった感が半端ない。単位をとるために、早起きして授業に出席したり課題を出したりしたことが水の泡になるのです。
もし落とした単位が必修単位だった場合、一回受けたことがある授業をもう一度受けなくてはいけない。同じ授業を聞いて、同じ課題をやっていく。そんな授業、モチベーションが上がるわけがない。結局、一度受けたことがある授業だからなめてかかる。その結果、単位をもう一度落としてしまうという学生も多い。
大学生活は、貴重な時間。
大学生活を「充実させたい」「いっぱい遊びたい」という人ほど、単位を落とすということは避けるべきなんです。
留年に近づく
単位を落とすと留年するリスクが高くなるというのは言うまでもありません。誰でも分かることです。
しかし、1つだけ授業を落とした場合どう思いますか?
ほとんどの人は、
「1つ授業を落としたぐらい、どうってことないでしょ!」
こう思うでしょう。しかし、留年というのはこの楽観的な考え方の積み重ねでできています。
「このぐらいなら単位落としても良いだろう」
こんな考え方をして、徐々に単位を落とす数が増えていきます。単位を落とすことに対する免疫ができてくるんです。そして、いつの間にか進級できなくなっている。留年というのは、知らず知らずのうちに近づいてくるんです。
実際に留年をしてしまう原因のほとんどは、「落単に対して楽観的に考えている」ということです。逆に言うと、単位がとれるか不安な人や心配症な人ほど、きちんと単位をとっていきます。
単位を落とす原因
単位をとるための条件というのは、
「授業全体の2/3以上の出席をしているか」
「成績が60%以上を満たしているか」
によって決まります。
【成績の内訳の例】
・出席100%
・テスト60%レポート40%
・出席20%レポート80%
などなど、授業によってさまざま。詳しくは各大学のシラバスで確認してください。
したがって、単位を落とす原因というのは以下の3つ。
- テストの成績が悪い
- 出席数が足りない
- レポートや課題の提出をしていない
これらについて詳しく解説していきます。
テストの成績が悪い
大学でのテストの成績というのは、単に勉強量だけで決まるわけではありません。
「試験の成績って、”勉強ができるか”だけで決まるんじゃないの?」
それはそうなんです。しかし、勉強量が多くても単位を落とす大学生がいる一方、勉強量が少なくても単位をとる大学生がいます。
それはなぜか?
効率よく勉強をしているからです。効率よく勉強する具体的な方法は次の3つ。
- 先輩からもらえる過去問
- 友達からのテストの情報
- 友達に分からないことを教えてもらう
これを見たら分かるでしょう。テストに必要なのは勉強量ではなく情報収集能力なんです。
したがって、単位を落とす原因はテストの点数をとれない。つまり持っている情報が少ないのが、単位を落とす理由なんです。
出席数が足りない
大学では出席数が足りなくて、単位を落とすという学生も多い。
大半の大学1年生はこう思うでしょう。
「出席すらできない人がいるのか」
と。しかし、そんな簡単なことが出来なくなるのが大学生です。
出席数が足りなくなるパターン
・普通にサボり癖がついてしまって、学校に行かなくなるパターン。
・ギリギリの回数までサボっているときに、風を引いてしまい出席数が足りなくなるパターン。
・何回欠席しているか分からなくなり、多く休んでしまうパターン。
こうならないためにも、
- 欠席は1つの授業で2~3回まで
- 欠席回数を数えておく
この2つは、授業をサボる際に意識しておくべき。
ただ、厳密にいうと、授業を休める回数は大学によって変わります。詳しく知りたい人は以下の記事をどうぞ。
レポートや課題の提出をしていない
もちろん、レポートや課題を提出しないと減点。成績が下がって落単につながります。
レポート・課題を出せなかったという人はこんな人。
- 提出期限を知らなかった人
- 課題が難しくて分からなかった人
したがって、レポート・課題の対処法もテストと同じ。
大切なのは、友達や先輩の情報です。どんな授業でも、レポートや課題の内容は去年と同じであることが多い。やはり、先輩のレポートを参考にしたり、友達との情報共有をすることが大切なんです。
単位を落とす人の特徴
先ほど述べた「単位を落とす原因」から、単位を落とす人の特徴をまとめました。単位を落とす人の特徴は次の4つ。
- 落単に対して楽観的に考えている人
- 友達が少ない人
- 先輩との繋がりが無い人
- 学校に来ない人
このような人は、結構やばい。単位を落として、留年まで行ってしまうことが多いです。
逆に、大学では遊びも勉強を両立している「リア充」というのが結構いる。そんな人は、遊んでばかりに見えるかもしれないが、人間関係が広く、上記の特徴に当てはまらない人ばかり。
したがって、大学で目指すべきは「リア充」です。
単位を落とさないための対策
今までの話から、単位を落とさないために大切なのは「単位を落とすのに慣れてはいけない」「友達・先輩との繋がりを大事にする」「学校にきちんと行く」ということだと分かりました。
それに加え、大学生活では
- 優秀な友達と仲良くなる
- スケジュール管理の徹底
この2つが出来れば、単位を落とすことがほとんどなくなります。詳しく解説していきます。
優秀な友達と仲良くなる
単位をとるためには、優秀な友達がいると心強い。
これは安直に「勉強を教えてもらえるから」という理由ではありません。勉強しやすい環境をつくることができるからです。
例えば、大学生はテストの前日に一夜漬けで勉強をして、ギリギリ単位を取得するということも多い。そんな友達が多いと、
「友達もやってないし、まだ勉強しなくていいかな」
こんな気持ちになるんです。
それに対し、優秀な友達は他の人よりも早めに勉強を始めています。友達が試験勉強をしていたら不安になって、
「自分もやらないといけない」
と必ず思います。そして、友達と一緒に試験勉強を始める。分からないことは友達が教えてくれる。余裕で単位をとっていくことができるんです。
逆に、サボりがちな友達がいる場合。
友達はサボっていて授業にあまりいません。大学に友達はいるのに、授業では1人ということも。みんな単位を落としているので不安になることもありません。
そして、学年が上がるにつれて、友達は再履修・留年をして自分と同じ授業を受けることがなくなってしまいます。そして自分は一人ぼっちに。
授業に友達がいないので、自分も単位をとるのが難しくなってきます。
このように、大学では周りの環境というのがとても重要。
友達と互いに高めあうのか、逆に足を引っ張りあうのかは、大学1年次の友達選びにかかっているということです。
スケジュール管理の徹底
大学生は時間を自由に使うことが出来ます。
だからこそ、自分の時間を管理できなくなり単位を落としていく大学生はとても多い。そして、最も多い原因は、バイトの入りすぎです。
「バイトがテスト前日にあって勉強できなかった…」
大学のテスト期間になると、こんなやつが絶対に現れます。
生活のためにバイトでお金を稼ぐというのはとても重要。社会勉強にもなるので、絶対にやってほしい。ただ、計画性をもつ必要があります。
バイトが入っていても不安にならなくて大丈夫。前もって計画を立てて、勉強をしておけば良いだけの話なんです。
1年次の間にどのくらいの単位数を落としたらヤバイのか
40単位|その調子
上限ギリギリまで履修したとすると、8単位落としたぐらい。「結構たくさん落として不安」って感じる人もいると思いますが、意外と大丈夫。その調子で頑張れば、大学卒業なんて余裕でできます。
30単位|2年次で挽回可能
上限ギリギリまで履修したとすると、18単位落としたぐらい。このぐらいの単位数だと結構ヤバイ。危機感を持たないとすぐに留年してしまいます。
20単位|ほぼ留年
上限ギリギリまで履修したとすると、半分以上の単位を落としたぐらい。この単位数だと、理系は留年確実。文系だと就活期間に授業がはいって、めちゃくちゃ苦労します。
もっと詳しく知りたい人は、以下の記事をどうぞ。
単位の評価が今後に与える影響
成績の不可が就職に与える影響は少ない
単位を落とすと、成績が「不可」もしくは「F」になります。
そこで、
「成績に不可がつくと、就職活動で不利になるのか」
と不安をいだく人は多いです。
実際のところ、全く気にする必要はありません。ほとんどの場合、成績を企業に提出するのは、内定をもらった後です。
「不可」がたくさんあるからといって、内定が貰えないということはありません。ただ、単位を落とさずに進級していったほうが、就職活動の忙しい時期に、授業の数が少なくなります。そして、就職活動に専念できます。単位をきちんととるメリットはそんなもんです。
したがって、単位は就職に影響しないので、単位を落とすことに対してそこまで不安にならなくても大丈夫。
理系は単位の評価も重要
理系では、成績の良い順に研究室を選べることが多いです。
したがって、理系の場合はなるべく良い成績をとらないと、自分のやりたい研究をすることができません。成績が悪いと「ブラック研究室」に入らないといけないことも。
【ブラック研究室とは】
拘束時間が長く、朝から夜遅くまで研究をしないといけない研究室、もしくは教授からこき使われる研究室のこと。
人気のない研究室に入りたくないのであれば、単位の評価を上げるように努力するべきです。
まとめ:単位を落とすことに対して過剰に不安になる必要はない
本記事では、単位を落とすということについて徹底的に解説しました。
- 大学1年次はなるべく単位をとろう
- 単位をとるためには人間関係が最も重要
- 単位をとることに対して過度に不安にならなくて良い
本記事では、「大学生の3割は単位を落としたことがある」「就職には単位の評定は関係ない」ということを話しました。
つまり、過度に単位をとれるか不安になる必要はありません。
ただ、
- 友達と同じように勉強していく
- いろんな人から情報をもらう
この2つだけは、意識してやっておきましょう。充実した大学生活を送れるはずです。
本記事は大学生の勉強講座の【第1回】です。
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【第3回】
高得点を取るためのテスト勉強法
【第4回】
レポートの書き方